瀬戸内坂越の北前船交流記第9号(秋田)

日本海秋田市(土崎)の北前船の足跡第9号

秋田市観光案内人の佐藤節子さん(写真)は土崎生まれで、根っからの土崎っ子で、「土崎神明社祭の曳山行事」は毎年7月20日・21日の2日間行われ、「土崎港曳山まつり」の愛称で親しまれ、18世紀から守り継がれてきた祭りに誇りと自信をもって語ってくれました。

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「土崎港曳山まつり」は、この11月にユネスコ無形文化遺産登録に、国の民族無形文化財の66ある祭礼の中から「山、鉾、屋台行事」のテーマで33の祭礼が一括審議される中にこの「土崎神明社祭の曳山行事」が入っています。   

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 港曳山祭りのしおり(土崎経済同友会創立60周年記念号)には、秋田市長の祝辞があり、文化遺産への登録が実現すれば土崎港の曳山祭り等、国の無形民族文化遺産を国際社会にまで発信する事になると、述べられていました。

 この言葉からまだ半分が残っている坂越の船祭り等33ある国無形民族文化財の祭礼にも、世界から注目されると、夢と希望が全国に広がるかも知れません。

土崎港曳山まつり北前船と、どんな関係なのか佐藤さんの紹介で土崎図書館の桜田館長を訪ねました。

 祭りは、寄進等を通じて支えていたのが北前船にかかわった人達だったらしく、お囃子掛け声等は遠く熊本や江差からの影響を受けていたと、北前船の関係を教えて頂きました。これは、廻船業で繁栄していた坂越の船まつりの構図と同じだと感じました。

 

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 土崎の北前船の足跡について佐藤さんから、満船寺に難破した人たちの合葬墓がある事も聞いていたので、住職に話をお聞きました。それは瀬戸内坂越に残る黒崎墓所に秋田の人のお墓が2つあったからで、秋田にも瀬戸内海の人のお墓があるかも知れないと思ったからでした。しかし住職は、合葬墓は酒田、加賀、越後の人が殆どだと言っておられました。    

 

終わりにこの祭りがある土崎は、北前船寄港地で、酒田、加賀、秋田等で来年2月に、北前船寄港地の日本遺産登録の申請を予定している事を、秋田市役所で副参事の熊地さんにお聞きました。また秋田市は去年から酒田市と観光で連携している事も熊地さんから聞きました。 秋田魁新報には、2017年初めて5月19~21日に開かれる「酒田まつり」に、秋田市の「土崎神明社祭の曳山行事」が参加した事が詳しく述べられていました。酒田には、坂越の田渕らが寄進した常夜灯がり、その日和山公園で史上初めての試みは北前船寄港地フォーラムがもたらしたものだと思いました。この連携が全国の北前船寄港地へと拡大していけば、地域が連携する観光事業に発展する可能性を秘めていると感じました。 (矢竹 考司)