坂越の北前船寄港地交流第9号 

日本海秋田市の土崎から北前船がもたらしたもの全国版第9号

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                             (平成28年10月3日赤穂市教育委員会提出予定)  

                     投稿者 矢竹考司(東京都在住)

今回のご当地自慢は秋田市の「土崎神明祭の曳  山行事」です                   

    秋田市観光案内人の佐藤節子さん(写真)は土崎生まれで、根っからの土崎っ子です。その佐藤さんの協力を頂いて、国の重要無形民俗文化財の土崎港曳山まつりについての話です。  佐藤さんは「土崎神明社祭の曳山行事」は毎年7月20日・21日の2日間行われ、「土崎港曳山まつり」の愛称で親しまれ、18世紀から守り継がれてきた祭典に誇りと自信をもって話されていました。  「土崎港曳山まつり」は、この11月にユネスコ無形文化遺産登録に、国の民族無形文化財の66ある祭礼の中から「山、鉾、屋台行事」のテーマで33の祭礼が一括審議される中にこの「土崎神明社祭の曳山行事」が入っています。  佐藤さんから頂いた、港曳山祭りのしおり(土崎経済同友会創立60周年記念号)には、秋田市長の祝辞があり、文化遺産への登録が実現すれば土崎港の曳山祭り等、国の無形民族文化遺産を国際社会にまで発信する事になると、述べられていました。この言葉からまだ半分が残っている坂越の船祭り等33ある国無形民族文化財の祭礼にも、世界から注目されると、夢と希望が全国に広がるかも知れません。この祭りがある、土崎は北前船寄港地で、酒田、加賀、秋田等で来年1月から2月にかけて北前船寄港地の日本遺産登録の申請を予定している事を、秋田市役所で副参事の熊地さんから聞きました。また、土崎港曳山まつり北前船と、どんな関係なのか佐藤さんの紹介で、土崎図書館の桜田館長を訪ねお聞きしました。

 この祭りを寄進等を通じて支えていたのが北前船にかかわった人達だったらしく、廻船業で繁栄していた坂越の船まつりの構図と同じだと感じました。また祭りのお囃子掛け声等は遠く熊本や江差からの影響を受け、これは北前船が伝えたものだと考えられます。 土崎の北前船の足跡について佐藤さんから、満船寺に難破した人たちの合葬墓がある事も聞いていたので、住職に話をお聞きました。それは瀬戸内坂越に残る黒崎墓所に秋田の人のお墓が2つあったからで、秋田にも瀬戸内海の人のお墓があるかも知れないと思ったからでした。しかし住職は、合葬墓は酒田、加賀、越後の人が殆どだと言っておられました。    終わりに秋田市は去年から酒田市と観光で連携している事を熊地さんから聞きました。 秋田魁新報(記事の転載は報告済)には、今年初めて5月19~21日に開かれる「酒田まつり」に、秋田市の「土崎神明社祭の曳山行事」が参加した事が詳しく述べられていました。酒田の、播州坂越の田渕庄三良らが寄進した常夜灯がある、日和山公園での史上初めての試みは北前船寄港地フォーラムがもたらしたものだと思いました。 この連携が全国の北前船寄港地へと拡大していけば、地域が連携する日本最大の観光事業に発展する可能性を秘めています。 それをつないで行くのが北前船寄港地フォーラムなので、我々坂越まち並を創る会のような自主的な団体の方々がもっと参加が出来すれば、更に飛躍が出来るのではと秋田に行って感じました。

 

               発行者  門田守弘(坂越まち並みを創る会会長)