瀬戸内坂越の北前船交流記

第19回までは「瀬戸内坂越から北前船がもたらしたもの全国版」を再構成したものです。

瀬戸内坂越の北前船交流記第12回

 瀬戸内坂越の北前船交流記12号(江差1)

          

       2016年11月28日

                                              
「第18回北前船寄港地フォーn江差」に参加して

 

   11月11日に北海道江差町で開催された「第18回北前船寄港地フォーラムin江差」に参加しました。

 

「坂越のまちなみを創る会」有志3人と私を含む市会議員6名での参加です。f:id:kitamae-bune:20170105060246j:plain   

 それについて簡単に報告させていただきます。 北前船とは何であるかとか それが赤穂市(坂越)とどのような関わりがあるかなどはこの文章を読んで頂いている方は既にご存知のことと思いますので ここでは触れません。
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  私が議員として興味を持っているのはそれが町の活性化にどう役立つのか。観光客の誘客にどれくらい寄与するのかです。現在国が観光に力を入れているのは皆さんもご存じと思います。観光については日本にはまだまだ大きな伸びしろがあるということだと思います。特にその思いは地方では切実です。 赤穂市の観光客はそれなりの数があるのですが 滞在時間が短いのが問題であると言われています。姫路城見学のついでとかのついでの観光地になってしまっているのです。そのような問題意識の中で有志3人の熱意に引きずられるようにして、今回の「北前船寄港地フォーラム」に参加することになりました。

  江差町は函館から車で1時間半ほど、人口8千人ほどの小さな町です。かつて北前船全盛の頃は、「江差の五月は江戸にもない」と謳われたほど栄えた町です。それが北前船の衰退、にしん漁の衰退とともに寂れて行きました。しかしここは往時の古い町並み、施設がよく保存されており、現在はそれが貴重な観光資源となっています。
フォーラムは全国各地の市町村、観光関係者など340名が集まり熱い雰囲気の中で開催されました。北前船は単に日本海側から上方に物を運んでいただけではありません。同時に人の交流とか文化の交流で大きな役割を果たしていました。考えてもみて下さい。我々の祖先が小さな帆船にいっぱいの荷物を積んでこの赤穂の地から北陸・東北まで荷物を運んでいたのです。難破する可能性も高かったでしょう。そのロマンが参加する人々の心を熱くさせるのだと思います。

 さて、観光の観点から見ると北前船赤穂市での観光のもう一つの目玉になる可能性があります。赤穂市は義士関係の観光しかない。
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  それが問題だとよく言われます。その問題を解決する一つの可能性が北前船ではないかと今回強く感じました。また、赤穂市の中でも周辺部の衰退は激しいものがあります。それを解決する一つの手段としても北前船を利用した町おこしは有効ではないでしょうか。 赤穂市では他の地区と違ってこの活動を行っているのが民間の人が中心であることが私には心強いと感じられます。

 

  行政が主導すると型にはまったことしかできないのです。どこかで見たことのあるような観光地がここにも出来たという感じになりがちです。
しかし、赤穂市ではまだこの運動は始まったばかりです。まだまだ解決しなければならないことも多いです。私も少しでも困難を乗り越えていくための力になれればと思っています。以上簡単ですが報告させていただきました。  奥藤隆裕 (赤穂市市会議員)